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漫画のために早退したい

読んだ漫画のてきとう過ぎる備忘録ネタバレ前提。他。

2016/03/14 亜獣譚1~8話/江野スミ

アプリ「マンガワン」にて。最新話8話まで。

www.urasunday.com

害獣駆除兵・アキミアツキヒコは、害獣駆除を生業とする動物的な男。ある日、狩りの途中に謎の男に邪魔された。その男は害獣を愛護しているよう。邪魔された事によって、アキミアは怪我を負ってしまう。そんなアキミアを助けたのは、弟を探しに森の中をさ迷っていたホシ・ソウ。ホシは巨乳の衛生兵。2人が話している内容を推測すると、アキミアの狩りを邪魔した男がホシの弟のよう。害獣を愛護している弟を殺さないと危険と考えるアキミアと、弟を保護したいホシ。そんな2人が出会ってしまった運命の果てとは・・・??

 

 

なんで公式のリンクで画像が表示されないんだ。なんなんだ。画力にもとても魅力のある漫画なのに。あとこのあらすじはなんか公式っぽいどっかから適当に拾ってきたんだけど文章下手だな。語尾がようようってラッパーか。

江野スミの画力は以下で確認していただきたい。

江野スミ - Google 検索

亜獣譚 - Google 検索


いい画力だろ?読みたくなってきたろ?な?

 

さて。
この日はこれを眠る前に読んで、なんだか心を抉られて、そうしたらものすごい悪夢を見た。そういう漫画だ。

 
江野スミの迫力のある作画から溢れ出す、禍々しいような負の感情。悲哀、はまだいい方で、囚われ、屈辱、恥辱、憎悪、絶望。
 
漫画の最後につく“ちょい足し”にて、作者江野スミが語っていた「この世に残酷な物語があることについて」。
優しい人に囲まれて、誰にも傷つけられずに生きてこれた人が無自覚に人を傷つけてゆくことがある。
健やかに育った人の身体や心を深く傷つけずに、少しでいいから「恐ろしさ」を知ったり、追体験してもらうために、読んでショックを受ける残酷な物語が、この世にある。


最新話は殊更残酷で、同じようなレベルのことはきっと知らないだけで世界のあちこちであるだろうと思っても、それでも「何故こんな残酷なことが起きるんだろう」と気持ちが持っていかれる。

 
この人の漫画はわりと独特だ。一昔前なら完全に浮いていた気もする。
(なんというか、ガロ系にも微妙に属さないし、一般的な青年誌では浮きまくりだし、という状態が想像できる。)
漫画には、江野スミの内面―――非常に複雑で、しかし世界を広く客観的に、"普通"から外れて見ることが出来る、そして思慮に没頭していってしまう―――そんな部分がしっかりと表れている。
だからたまに人物の言っていることが分からなくなることがある。
そこに共鳴しようと思うと、こちらも思慮に没頭していってしまう。
罠のような漫画だ。
だけどその罠は非常に興味深く、面白く、かかってよかったと思える罠なのだ。

ちなみに、くそシリアスに見えるけど下ネタもギャグもしっかりある。
(ただ、くそ重い展開の途中にギャグががっさがさ挟み込まれるので、こちらはついていくのに精いっぱいである。)
また、私はマンガワンで読んだけど、公式の裏サンデーで普通に全話読めます。ぜひ。

 

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